病院やクリニックから高血圧の薬を処方されて、薬局でもらっている方もいると思います。確かに今は薬を飲んで血圧は安定しているものの、一生血圧の薬を飲み続けなければならないのか?薬を止める事は出来ないのか?と疑問に思っている方も多数いるでしょう。今回は高血圧の基礎的な事と、血圧の薬について説明します。
①高血圧とはどういう状態か?
血圧とは心臓から押し出された血液が血管の壁を押す時の圧力の事です。心拍出量と血管抵抗の積で表されそれらが高い状態です。よく言われる『上の血圧とは心臓が収縮した時の血圧』で『下の血圧とは心臓が拡張した時の血圧』の事を指します。どちらのせよ血圧が高い状態を放置すると脳の血管や心臓、腎臓などに負担をかけ脳卒中や心疾患、腎臓病を引き起こす可能性があります。
②高血圧の診断は?
高血圧は診察室の血圧が140/90mmHg以上、家庭血圧(自宅で測る)が135/85mmHg以上の事を言います。

③なぜ自宅で測る必要があるの?
診察時に測った血圧だけでは高血圧かどうは判断出来ないケースがあります。中には診察時には落ち着いているのに自宅で高い方(仮面高血圧)がいたり、自宅では落ち着いているのに診察時に高くなってしまう方(白衣高血圧)もいます。なので、診察時の測定に加え自宅での定期的な測定も大切です。血圧手帳などに記録して診察時に先生に、薬局で薬剤師に見せると良いでしょう。

④正しい血圧の測り方とは?
血圧も測り方によって数値が変わります。時間帯、メンタル、測る姿勢などが影響するのです。下記の点に注意して同じ条件で測定して記録して下さい。

⑤薬以外に血圧を下げる方法はありますか?ずっと飲み続けなければなりませんか?
既にご存知かも知れませんが、生活習慣の改善が一番の近道です。具体的な方法は、減塩、運動による肥満の防止・改善、節酒、禁煙、防寒、ストレスコントロールなどです。これらを組み合わせ行うことによって軽度の高血圧であれば薬を使わずに済むかも知れませんし、治療をしている人も薬を減量出来るかも知れません。しかし、自己判断で薬を止めてしまうのは危険です。しっかり医師に診察してもらった上で行う必要があります。


⑥降圧薬(血圧を下げる薬)について
最近の高血圧の治療にはCa(カルシウム)拮抗薬、ARB(アンギオテンシンⅡレセプターブロッカー)、ACE阻害薬(アンギオテンシン変換酵素阻害薬)、利尿薬、β(ベータ)遮断薬などが使われます。血圧の高さや体の状態に合わせて選択していきます。

⑦副作用はありますか?
最近の薬は多くの試験を行って安全を確認していますが、まれに副作用が出てしまう事もあります。副作用は怖いですが高血圧を放置しておく事も出来ません。副作用を避けつつ高血圧を治療する事が大切です。副作用の初期症状(全身の蕁麻疹、アレルギー、下記の症状)が出たらすぐに医師・薬剤師に相談し違う治療法を選択しましょう。

↓参考になる資料を添付致します。ご参照下さい。

