目の前で困っている人がいる時に助けてあげるべきなのは分かっていますが、『自分で出来るだろか!?』『自分がやるべきであろうか!?』迷う事があります。上手く助けて上げられれば良いのですが、自分が手を出して却って良くない結果になってしまっては申し訳ない、または訴えられるのではと不安になります。
善きサマリア人の法とは?
「善きサマリア人の法」とは一般的に、公共の場で緊急事態があった場合に、善意から救助した人を免責するというもの。カナダやオーストラリア、米国などで導入されている。日本においても導入すべきか否かの議論がなされています。
由 来
あるユダヤ人の男性がエルサレムからエリコという都市に向かっていました。その途中で強盗たちに襲われ,殴られ,半殺しにされました。
あるユダヤ人の祭司がそこを通り過ぎました。後から来たユダヤ人の宗教指導者も通り過ぎました。2人ともけがをした人と同じユダヤ人でしたが,立ち止まって助けようとはしませんでした。
最後に別の民族の人が通り掛かります。ユダヤ人と仲の良くなかったサマリア人です。そのサマリア人は,けがをした人を見てかわいそうに思い,傷の手当てをしました。それからその人を宿屋に連れていって一晩世話をします。次の日,宿屋の主人にお金を渡してその人の世話を頼み,もっと費用がかかったら払うと言いました。
人種や民族の違いを超えた人を助けたいという思いが表現された話です。
※この話はイエス・キリストよる例え話ですが、歴史・背景からすると実話であった可能性もあります。
この法律は何のためにあるか?
思いやりを行動で示す,ということです。苦しんでいる人の背景や人種や国籍に関わりなく,進んで助ける事が大切です。特に医療従事者は緊急時や災害時に人助けをする際に勇気が求められるでしょう。とっさの時に行動で表せられるように日頃のトレーニングや、何よりも他の人のためになりたいという想いを培っておくことが大切です。

