【質問】薬の飲み合わせについて教えて?

 世の中には薬がたくさんあり複数の薬を服用している方もいると思います。そこで気になるのが飲み合わせでしょう。すべてを挙げる事は到底できませんが、特に気を付けてもらいたいベスト3を取り上げます。


1位:血圧の薬(Ca拮抗薬)とグレープフルーツ(ジュース)

 血圧の薬とグレープフルーツジュースの飲み合わせは良くない、とお聞きになった事があるかも知れません。確かに注意が必要な組み合わせもあります。

 理由:血圧を下げる効果が強く出すぎる可能があるからです。グレープフルーツに含まれるフラノクマリンが薬の代謝を邪魔します。

 注意:最近の研究でジュースだけでなく果実を食べてもその効果が出てしまうとの報告もあります。また、血圧の薬のみならず他の薬(免疫抑制剤、睡眠薬、コレステロール下げる薬など)でもグレープフルーツと飲み合わせが良くないものもあります。

 しかし、グレープフルーツによる作用には個人差や薬による差がかなりあるそうです。またすべての血圧の薬がそれに該当する訳ではありません。一般にはCa拮抗薬(カルシウムきっこうやく)と呼ばれる分類の薬です。自分の飲んでいる薬がどれに当たるか確認したい場合はかかりつけ薬剤師に聞いてみて下さい。もしかしたらたまに飲む(食べる)くらいは大丈夫かも知れません。また、ミカンにはフラノクマリンは含まれていないそうです。

 もう少し詳しい情報を知りたい方は下記の論文も参照下さい↓

2位:お酒と薬

 「お酒と薬」いかにも組み合わせの悪そうなコンビですが、なぜ気を付ける必要がるのでしょうか?

 理由①:薬もお酒も肝臓で大部分が代謝されるから、薬の効果が効きすぎてしまったり、効果が弱まったりするから。

 理由②:過眠・不眠などをもたらす可能性があるから。

 薬を服用しているからと言ってお酒を一切口に出来ないというのも好きな方には苦しいものです。ここで、薬を服用している際に気を付けるべき点をいくつか挙げます。

注意点①:お酒と薬は一緒に飲まない。(睡眠薬は絶対にダメ!)

注意点②:休肝日を作るなど、適量を心掛ける。

注意③:定期的に薬を飲んでいる疾患の状態を確認する(血圧良好?血糖値大丈夫?など)

 お酒を飲む量、アルコールへの強さは個人差があります。よって、一律に基準が定めにくい分野でもあります。お酒は生活を楽しいものにしてくれますが、栄養や健康に必須なものではありません。バランス良く、自分の体調を良く観察して飲む様にしましょう。このことについて扱った研究結果があります↓

3位:ワーファリンと納豆

 心臓の病気や血栓症を患っていてワーファリンを服用している方も多数いると思います。ワーファリンを飲んでいる人は納豆を食べる事が出来ません。

 理由:ワーファリンの血液サラサラ作用が下がってしまうからです。場合によっては血栓が再発した例もあります。

 ワーファリンは肝臓で酵素として働くビタミンKを邪魔して血液サラサラ効果を発揮します。ビタミンKを豊富に含んだ納豆を摂取するとその効果が下がってしまうからです。

 注意:納豆以外にもビタミンKを豊富に含んだ食品等(青汁、クロレラなど)もワーファリンの効果を弱めます。しかし、血栓サラサラの薬がすべて納豆がダメな訳ではありません。現在ワーファリンのみです。迷った場合は薬剤師に確認しましょう。

食べるのを一切控えた方が良いもの

納豆、モロヘイヤ、青汁、クロレラ。(これらは600μg/100gを超える)

気を付けた方が良いもの〉

かぶの葉、大根の葉、豆苗、ほうれん草、春菊、にら、ブロッコリー、芽キャベツなどの緑黄色野菜。(1日100g程度まで)

問題ないもの〉

イモ類、キノコ類、かぶ、レンコン、トウモロコシ、玉ねぎ、トマト、ニンジン、大根、たけのこ(あまりビタミンKは含めれていない)

 現在、野菜を取ることは健康のためにも推奨されています。ビタミンKの量が気になる方はビタミンKが少ないもので補えるでしょう。詳しく知りたい方はこちらをどうそ↓

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