調剤薬局で薬を調剤してもらった際に、通常お金を支払います。しかし、その払ったお金はもらった薬の代金だけではありません。薬代に加えて調剤した薬剤師の技術への支払い、しっかり服薬指導した事やそれらを記録しておく事務手数料も含まれています。これらは国によりしっかり管理されているので、調剤薬局側は値引きも水増しも一切許されません。複雑なのですが、一部を簡単に解説します。
①調剤基本料
処方箋を調剤薬局で調剤した場合1枚につき『調剤基本料』を算定します。現在はかなり複雑化していて全部を挙げると12段階(薬局ごとに違う)あります。自分の行く薬局の薬剤師に『ここの薬局の調剤基本料はいくらなの?』と確認すれば分かります。だいたい200~400円強程度です。
②薬剤調整料
薬を取り揃える業務への手間賃が発生します。
③各種加算
現在の調剤薬局は国の認める基準をどれだけ満たしているか?が値段に大きく影響してきます。簡単に言えば、『国の基準を満たした質の高い薬局は値段が高く、満たしていない所は低い』のです。これらの加算には地域支援体制加算(地域医療に協力的な薬局)、後発医薬品調剤体制加算(後発医薬品を希望する方に対応できる薬局)、時間外加算(届け出てる営業時間外に対応した際)などがあります。大切な薬を調剤してもらう調剤薬局なので、値段だけで選ばずにしっかり対応してくれる薬局を選びましょう。※①②③をまとめて調剤技術料と呼びます。
④薬学管理料
調剤薬局の仕事は薬を渡すだけではありません。時系列を記録(薬剤服用歴)したり、必要に応じてその記録内容を関係部署に提供する必要があります。また、最近では薬剤師も患者宅に行って薬の仕事をしたり、決まった薬剤師が対応(かかりつけ薬剤師制度)することもあります。それらを管理した際に算定する費用です。この部分を実際には仕事していないのに患者さんから頂戴した不正な薬局が複数あったそうです。同じ薬剤師として悲しいです、、、、
⑤薬材料
これは分かりやすいお薬のお金です。これも国からしっかり決められて(薬価)います。よく患者さんに薬をたくさん渡すと『儲かっていいでしょう!』と言われますが、値段は国が決めてますし、ほとんど差額はないので、薬をたくさん渡しても儲かってないのが現状です。ジェネリック医薬品に変更するとこの⑤の値段が下がります。
上の①~⑤をまとめて計算してその方の負担割合を調剤薬局では頂きます。一覧表下に添付します。興味のある方はご覧ください。

