【質問】睡眠薬・睡眠導入薬って飲み続けてて大丈夫?

 この質問は本当に良く聞かれます、、、と同時にお答えするのにも難しい質問です。この質問にお答えする前に『不眠』を誘発する原因を挙げてみます。睡眠薬をどうするかの前に原因が自分にないか?確認してみて下さい。

不眠の原因

 ①アルコールの摂取:お酒は睡眠を浅くして、トイレを近く(利尿作用)する効果があります。一見、眠気を催すのですが、良い睡眠を邪魔するものです。不眠で悩んでいないのであれば一切絶つ必要はないかも知れませんが、不眠で悩んでいるのであれば、減酒・断酒を検討してみて下さい。そして、決してお酒で睡眠薬を飲まないで下さい。効きすぎて転倒・ケガする可能性があります。

 ②寝る直前のテレビ、ゲーム、スマホ:いわゆるブルーライトは脳を覚醒させます。私もついつい布団でメールやニュース確認をしてしまうのですが、睡眠には良くありません。寝る前の30分~1時間は見ない様にするのが良いでしょう。

 ③寝る前の悩み・ストレス:ストレス社会では『悩まないで下さい!』と口で言うのは簡単ですが、実際は難しいでしょう。しかし、日本にも『明日は明日の風が吹く』との言葉があります。心配のし過ぎは体に負荷がかかるだけですので、しっかり休んで明日に備えましょう。

 ④その他:寝室の照明が明る過ぎる、寝る直前の熱い風呂・飲食、昼寝のし過ぎ、喫煙なども夜の睡眠の邪魔をします。

まずは↑①~④のような生活習慣はないでしょうか?それらを少しずつ取り除いていくのが安全かつ根本的な解決になるでしょう。

睡眠薬の上手な使い方

 睡眠薬はどうすれば良いですか?:日本睡眠学会のガイドラインなどを見ても長期的な睡眠薬の使用は健忘(物忘れ)、転倒、依存等の原因なる可能性があると述べています。なので、飲まずに生活出来るのであればそれを目指すのがベストです。しかし、睡眠薬をいきなり止めてしまえば、再び不眠症に悩まされる事は目に見ています。ではどうすれば良いでしょうか?

 睡眠薬には作用時間別に長時間、中間型、短時間、超短時間型と30時間~4時間程度と種類があります。効く時間が長ければ長いほど先ほどのリスクも高くなります。なので、まずは作用時間の短いものへ変更していくことが出来るでしょう。また、睡眠薬は量を増やせば増やすほど効き目も出る分、リスクも増加します。急に止めるのが難しければ少しずつ量を減らして離脱するか、少量で使っていく事も出来るでしょう。一方、自己判断での増量や服用回数を増やすのは極めて危険です。

 睡眠薬の危険を怖がるあまり無理に中止して、睡眠不足で体を壊してしまう方もまれにいます。睡眠と薬とその時間・量を良く医師や薬剤師と相談して、体に無理のない薬の使用を心掛けていきましょう。そして、少しずつ減量して『睡眠薬卒業!』出来れば素晴らしいですね!

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