調剤薬局に行くといろいろ質問されるでしょう?『アンケート書いてもらえますか?』『医師から何と言われましたか?』『今まででアレルギーや副作用などありましたか?』、、、病院で数多く聞かれたのに、薬局でも同じことを言うの!と思う事もあるかも知れません。今回は調剤薬局でなぜ数多くの情報を求められるのかを説明します。
いろいろ聞かれる理由と上手な対応法
①医薬分業としての役割:調剤薬局には『本当に医師の処方箋が妥当か?』確認する重要な仕事があります。妥当でない場合は疑義照会(医師に確認)することになっています。実際、処方箋の2~3%は確認によって内容が変更されています。ですから、薬剤師が直接患者さんから聞き取る情報はとても大切です。全く聞きとりもせず、妥当でない処方薬を渡すだけだったらどうなってしまうでしょうか?
②薬学管理が調剤薬局の必須業務:調剤薬局には『 薬学的管理及び指導を行わなければならない。( 保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則 第8条)』をいう義務があります。処方箋に従って薬を渡すだけではなく、しっかり患者の情報・状態を聞き取って記録・管理する必要があるのです。これらの情報は後々になって重要な役割を果たします。
③ 薬の適正使用のため:ほとんどの方はお薬を治療のために正しく使用しています。しかし残念ながら、中には処方薬を悪用する者もいます。睡眠薬を不正入手し犯罪に使用したり、インスリンを殺人目的で使用したりするニュースもあります。事実、町田・八王子近辺でも処方箋偽造、多重受診(意図的に多くの医療機関にかかり処方箋を入手する)の報告があります。調剤薬局でもお一人お一人の情報をしっかり確認して万が一にも悪い目的で使用されないか見守っています。
④かかりつけ薬剤師を持つと良いです:確かに薬局に行くたびに毎回『●●はどうされました?』『〇〇はありませんか?』と同じことを聞かれるもの億劫でしょう。なので、なじみのかかりつけ薬剤師を持ち、必要最小限のやり取りで済むのが良いでしょう。(かかりつけ薬剤師については質問②を参照下さい)

